いよいよ尾島ねぷたまつり!ということで今回は、そもそも尾島ねぷたまつりとはどういった祭りなのか、どのような点が見どころなのかを知るため、太田市役所産業環境部・商業観光課にお邪魔し、詳細を聞いてまいりました。
ご多忙の中にも関わらず、快く色々を教えてくださったのは、課長補佐・観光係長の高橋さん、観光係・主事の長谷川さんのお二人です。タカラデンキを代表してお話を伺ってきたのは、ソフトバンク部門部長でありタカラデンキ尾島ねぷたまつりチームのリーダーでもある細谷、ただいま太田市ではちょっとした有名人、ケータイプラザ所属・ミス太田の大川、群馬のことをまだあまりよくわかっていないコミュニケーションデザイン部・部長の木村の3名です。
(左)気さくに楽しい雰囲気で話してくださった課長補佐・観光係長の高橋さん、(右)誠実さに溢れ、常に優しい口調で話してくださった観光係・主事の長谷川さん
ソフトバンク部門細谷 崇
タカラデンキ・ソフトバンク部門の部長。今年度はタカラデンキねぷたまつりチームの責任者。冷静な思考と大胆な決断力、仕事にかける情熱で、様々な試練を乗り越えてきた叩き上げリーダー。
大きな目標や自身の夢に向けて志を燃やす一方、仲間への想いも人一倍厚く、人間味あふれるリーダーシップで多くのスタッフから頼られる存在。トイレ掃除が日課。
ケータイプラザ太田本店大川 祐佳(ミス太田)
2015年度のケータイプラザ販売実績No1の実力者。ベテランスタッフからの信頼が厚いことはもちろん、新人スタッフにとっても気軽に相談できる頼れる先輩。
栃木県足利市出身。接客の仕事が好き。旅行、アウトドア、グルメ、料理と多趣味。手作りのニューヨークチーズケーキは本場のプロも唸る絶品の味!(本人談)
尾島ねぷたまつりとは、どんなお祭り?
木村今日はお忙しいところすみません、どうぞよろしくお願いします。早速ですが、尾島ねぷたまつりとは、どのようなお祭りなのかまずは簡単に概要を教えていただけますでしょうか。
長谷川太田市には年間を通じて様々なイベントがありますが、尾島ねぷたまつりはその中でも1,2を争う大きなイベントですね。8月14日、15日の2日間開催で、観光客の数はおおよそ16万人といわれている、大規模なお祭りです。今年は日曜日と月曜日の開催ですね。毎年、曜日は関係なく、14日・15日の2日間と決まっています。
大川私たちも毎年参加していますが、本当に沢山の人が来られていますよね。ねぷたはもちろん、屋台もにぎやかで、参加する側の私たちもとても楽しませてもらっていますね。
木村自分は去年はじめて、尾島ねぷたまつりを見たのですが、本当に賑やかで驚きました。
大川大きなねぷたに、演奏に、屋台に、ねぷたまつりは見どころ盛り沢山ですよね。
長谷川はい。一部分を見るだけでも楽しいですし、全体を通して見ても飽きずに楽しめます。
高橋尾島ねぷたまつりの熱量はすごいですしね。ねぷたの大きさ、演奏の迫力、町全体の活気、太田市としても自信を持って告知できるお祭りです。
細谷気になっていたんですが、開催の日程が毎年14・15日に固定されていることには何か理由があるんですか?
高橋尾島の方々の「ふるさとの祭りにしたい」という想いから、若者が帰省した時に楽しむことができるようにと、お盆に実施することになっているんです。なので、曜日ではなく日付が固定されたという経緯がありますね。
細谷そうだったんですね。とてもあたたかい想いがある祭りだったんですね。
木村さらに色々と話を聞かせていただく前に、すみません、少し素人っぽい質問になってしまうのですが、「ねぷた」っていうのは、あの大きな絵が描かれたものの名称ということで合っていますか?
長谷川そうです。あの武者の絵や武者を見送る女性の絵が描かれたモノを「ねぷた」と言います。
尾島ねぷたまつりと弘前ねぷたまつり
細谷ねぷたまつりが尾島に登場したきっかけを教えていただけますか?もともとは青森のお祭りですよね。
高橋ねぷたまつりが尾島に登場するきっかけをつくってくださったのは、「日本ふるさと塾」の萩原茂裕先生と弘前青年会議所のメンバーの方です。萩原先生が弘前の博物館にある津軽藩史の中に「尾島町」の名前があることを発見し、町おこしに関する講演会を弘前で開催した際、そのことに関心を持った弘前青年会議所の方が尾島町に来てくださったんですね。このご訪問により、400年前に現在の尾島町の地域が弘前藩の飛び地(他の区域内に離れて存在する領土)であったこと、その飛び地は弘前藩初代藩主津軽為信が関ヶ原の戦いの功績によって加増を受けたものであったこと等、様々な史実が明らかになっていき、弘前と尾島の交流が深まっていったんです。
大川すごい。歴史を感じますね。
高橋そしてその交流をきっかけに、弘前青年会議所の方が一度尾島にねぷたを1台持って来てくれるということになったんです。わざわざ来てくださって、弘前のねぷたまつりを尾島で披露していただいたんですね。それが、昭和61年です。
細谷そのご披露をきっかけに、尾島の方々が自分達でもやってみようということになったんですか?
高橋そういうことですね。はじめの頃は、尾島小学校の校庭や尾島公園内でお祭りをやっていたのですが、だんだん規模が大きなっていき、ついには国道354号を通行止めするくらいの大きな祭りになりました。尾島の商工会の方が中心になって、弘前との友好を深めながら、伝統を繋いでくれたんです。
細谷あの、おどろおどろしいというか、すこし恐怖感もある、ねぷたの絵・デザインも、伝統が受け継がれたものなのですか?
高橋そうです。弘前のねぷたまつりは「出陣ねぷた」と言われていて、戦に行く前のお祭りなんです。そういった背景から、ねぷたの表面には戦に関する絵が描かれていて、背面には、武者を見送る女性の絵が描かれています。幻想的で涼しげな笛の音と、力強い太鼓、掛け声などの特徴も、やはり戦の前の祭りであるために、「これから戦いに行くぞ」という感じの切なくも勇ましい雰囲気になっていると言われています。
細谷そういう理由だったんですね。ねぷたまつりの独特な雰囲気については、なぜこのような感じなのか、ずっと気になっていたんです。とても勉強になりました。青森のねぶた祭りも同様ですか?
木村ごめんなさい、その前に、ねぷたまつり?ねぶた祭り?弘前と青森で違うのですか?
高橋尾島と弘前は「ねぷた(neputa)」青森は「ねぶた(nebuta)」ですね。語源は「眠り流し」が「ねむた」「ねぷた」へと訛ったという説、もともとの方言が祭りの名称となった説等、諸説ありますが、言葉の意味自体はどちらも一緒です。けれども、尾島と弘前の「ねぷた(neputa)」は戦に行く前のお祭り、青森の「ねぶた(nebuta)」は「凱旋ねぶた」とも言われていて、戦から勝って帰ってきた後のお祭りと言われています。なので、青森の「ねぶた(nebuta)」の方は、尾島・弘前の「ねぷた(neputa)」と違い、ぴょんぴょんと飛び跳ねるようなパフォーマンスもあり、戦に勝って帰ってきた時のような明るさ、賑やかさを感じることができる雰囲気になっています。
大川すごい、そうだったんですね。このようなルーツを知った上で改めてねぷたまつりをみると、また違った楽しみ方ができますね。
細谷参加する側である自分たちも、その伝統を意識して、「戦いに行くぞ」という気持ちや「負けないぞ」っていう気持ちを込めてやりたいですね。
高橋ぜひぜひ!素晴らしいパフォーマンスを期待しています。よろしくお願いします!
次のページ:「尾島ねぷたまつり、7つの見どころ」
2016年度の尾島ねぷたまつり情報
8月14日(日) には、おおたPR大使の紫吹淳さんも登場予定です!
開催日 | 8月14日(日)、15日(月)<荒天中止> |
---|---|
場所 | 群馬県太田市尾島商店街大通り(県道142号) |
駐車場 | 会場周辺に1000台(お車でのご来場はお早めに!) |
問い合わせ先 |
太田市商業観光課: 電話0276-47-1833 まつり本部(まつり当日のみ): 電話0276-52-6440 |
尾島ねぷたまつりに出陣します!
2016年度、タカラデンキの出陣は15日(月)です。みなさまに元気を与えることができるよう、一生懸命に頑張りますので、応援どうぞよろしくお願いいたします!
タカラデンキではスタッフ募集中です!
タカラデンキでは、正社員、パート・アルバイト、大募集中です。興味のある方はぜひ採用サイトをご覧ください。