私たちは「素直」「誠実」「感謝」「情熱」の価値観を実践しつづけ、社員、お客様、社会との『信頼』を築きます。
私心なくものごとをありのままにとらえ、謙虚な姿勢で学びます。広い心で受け入れるとともに本質を見極め、自らの力で成長します。
素直とは、人の言うことに何の考えもなくハイハイと答えることではありません。無邪気な心のことでもなければ、幼い子どもの無垢な心のことでもありません。その場の感情やプライドなど、何かにとらわれた心でものを言い、行動するところに対立、誤解、不信、非難など、好ましくない事態が生じます。
素直な心を一言で言えば、「とらわれない心」です。
誰に対しても何に対しても心と耳を傾けすべてに学ぶ謙虚さ、一切を許す寛容さ、ものごとのありのままの真実を正しくとらえる智慧、その価値を正しく認識して道理を知る心こそが素直な心です。
素直さを失ったとき、逆境は卑屈を、順境は自惚れをうみます。素直な心をもってのぞむことで、衆知が集まり、笑顔もあふれ、元気がうまれます。そして、誰もが求めている「幸せ」をつかむことができるのです。
なにごとにも素直な心をもって、驕ることなく学びつづけることが必要です。
人やものごとに正面から向き合い、公明正大にふるまいます。相手の立場にたち、優しくおもいやりのある言動をします。
私利私欲をまじえず、真心をもって、陰日向なく人やものごとに向き合う人が誠実な人です。誠実さを身につけるためには、公平なものの見方、原理原則にもとづいた考え方、真摯な態度で良心や良識をもってふるまうことが大切です。
また、相手に嫌な思いをさせる行いや、不快にさせるような言葉を口にすることを避ける品位品格も必要です。相手に対してまっすぐに向き合い、寄り添うこと、そして相手の喜びを知り、その喜びのために心を尽さなければなりません。日ごろから、ルールやマナーを守る、人を地位や外見で評価しない、自らの利益だけで判断しない、最後まで責任をもつといった姿勢により誠実さが培われます。
「情けは人のためならず」というように、おもいやりは巡り巡って自分に返ってきます。誠実なまじめさや気遣いは、自らの心を美しくし、人からの信頼を得ることにつながり、素晴らしい成果をもたらしてくれるのです。
礼儀をわきまえ、節度を保ち、高潔な行いをします。すべてのことに「有り難い」「お蔭さま」と感じる心を養います。
私たちが生きていくうえで大切なことは、自分だけでいまがあるわけではないと理解することです。そして、私たちは、自らをとりまく多くの人びとを尊重するとともに、清らかな心で礼を尽くし、道徳観や倫理観にもとづいた行いをしなければなりません。
感謝を感じる言葉として「有り難い」とは、本来、有ることが得難い、滅多にない、稀なことという意味です。人との出会いも奇跡的なことなのです。
だからこそ、人とのご縁を大切に、相手に敬意をはらい、言葉として伝えることが大切です。
また、「お蔭さま」とは、私たちが多くの皆様から支えられていることを言います。お客様、お取引先、職場の仲間、大切な家族、多くの人びとによって、私たちのいまが支えられているのです。
私たちは、そのことに「有り難い」「お蔭さま」と感じることによって、円滑な人間関係を形成し信頼を深めることができます。このことを忘れずに、つねに感謝の気持ちをもつことは、仕事や人生を豊かにします。
高い理想を掲げ、目的を明確に、強い意志をもってチャレンジします。自らを磨き、熱意をもって信念を貫き、目標を達成します。
ものごとを成し遂げるためには、善き思いのもと、高い理想を掲げることが必要です。理想は高ければ高いほどよいものです。たとえすぐに実現できないことであっても、昨日より今日、今日より明日と日々新たな挑戦をし、創造を重ねることに価値があります。
また、なにごとにも「何のためにそれを行うのか」「何を求めるのか」という目的と目標を明確にすることも必要です。これらが明確であればこそ、真に求める成果を得ることができるからです。
高い理想と、明確な目的、目標に到達するためには、知識、経験、技術といった能力向上へのたゆまぬ努力をすること。そして、人としての心のあり方を高めなければなりません。
そして、大切なことは熱意をこめること、ほとばしる情熱をもって取り組むことです。それが周囲の人びとを巻きこみ、成功の道をひらきます。
情熱は、人の心を震わせます。情熱が、感動をうむのです。